さくっと観光、レコレータ墓地と教会に心乱される。
ちょっとだけ体調崩してて、なにもしない日々が続いていましたが
やっと動けるようになり(どっちかていうと気持ち的に)
よし!20時半まで開いてるし国立美術館行こう!と地下鉄の駅へ。
30分もかからないでFacultad de Derechoという最寄り駅に到着。
綺麗な駅やし、街も緑でいっぱいやな。
見えてきた国立美術館・・・!
え・・・・!4月12日まで開いてない!!!!
下調べ不足なのか・・調べたぞ・・・?(適当に)
ただ、私の後に何人か来てて「え!」て同じことなってましたわ。
開いてないのは仕方がないので、google map開いて、そうかここに行ってみよう。
と、徒歩圏内のレコレータ墓地へ目的地変更。
にしても今日はめちゃくちゃ暑いし、なのに雨降ってくるしで変なお天気。
一駅くらい歩いて(大した距離ではない)着きました。
かなり大きい墓地です。装飾が・・素晴らしすぎます。
当たり前ですが、キリスト教色が濃く、
ブエノスアイレスの真っ青な空の下に密度濃く並ぶ立派な墓地が美しすぎました。
はじめは、その光景に圧倒されていたのですが、
時間も時間で観光客も少なく、静かな墓地をひとりで黙々と歩きながら、
このひとつひとつの墓地に人の歴史があるんだよな、と考えにふけっていたら
こんなのを見つけました。
ママ、あなたのこども達はあなたのことを忘れないよ。
そんな感じだと思います。
わたし、ちゃんと家族に埋葬されたいなと思いました。
私事ですが、今年の1月に幼少時からよくしてもらっていた祖父が大往生したんです。
祖父のいる熊本まで帰って、熊本大阪東京のいとこ家族や親戚に見守られながら
たくさんのお花を棺に入れて、おじいちゃんありがとうって皆で見送れた時に
おじいちゃん、幸せだよねって思えたんです。
ちゃんと家族に見送られて骨拾ってもらって・・幸せなことですよね。
墓地のパワーが凄すぎて、涙が出てきました・・
ステンドグラスが入っているものも多く、見惚れてしまい・・
カーンカーンと鐘が鳴り出したことに気付かず、
遠くから係りのおばちゃんに「お姉さん!もう閉まるから出てってね~!」と
一気に現実に引き戻され、退散。
墓地の回りは緑も多く、てくてく歩いていたら、教会が。
教会、凄く好きなんですよね。お寺や神社も大好きなんですけどね。
パワー感じるから。
キリスト教徒ではないのですが、カトリックの高校に通っていました。
なので教会という存在はちょっとだけ自分の生活に近いもので、
海外に行くと、教会は必ず訪れたい場所のひとつです。
もう・・・圧倒的すぎるんですよね。
メキシコ行った時も、街や村の教会が素晴らしすぎて(写真撮ったら捕まると言われる場所もあったり)
苦しい時に偶像崇拝してしまう気持ちが何となくわかります。
いいなぁ、神聖な場所は。
思わぬ目的地の変更によって、心を乱されつつもきちんと平穏に戻され、外へ出ると小雨。
ささっと駅へ戻り、湿気むんむんの満員電車に揺られ帰途へ。
満員電車もさ、みんな、あちゃ~やば~みたいな感じで
ドア付近の人たちが目合わせたりするの良いなぁなんて思います。
家に着いた途端、どしゃぶり。晴れ女です。
さくっと観光、良い感じでした。
今夜のクンビアのライブは雨により諦めたのと、
この心地よい気持ちを持続させたかったから丁度良かったです。
今更ですが「わたし、アルゼンチンにいるのかぁ」と客観視でき(ほんま今更な)
加えなかなか質の良いインプットが出来た数時間でした。
あ~暑かった。